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東急不動産/ほか 汐留シオサイト最後の大規模開発完成 開発型証券化手法を活用した複合施設

2007.12.17 16:59

 三菱地所(東京都千代田区)と東急不動産(東京都渋谷区)が共同で開発を進めてきた「汐留ビルディング」(旧名称:(仮称)汐留I2プロジェクト)が、12月14日に竣工した。
 「汐留ビルディング」は、平成14年7月に街開きを迎えた「汐留シオサイト」(汐留地区土地区画整理事業)における、最後の大規模開発となる。オフィスゾーンと商業ゾーンから構成される複合施設であり、JR「浜松町」駅前という、汐留エリア南の玄関口のシンボルタワーとしてそびえることとなる。
 敷地面積は1万2054㎡。地上24階地下2階塔屋2階の規模で、延床面積は11万8572・95㎡。1・2階に飲食を中心に、約20店舗から構成される商業ゾーン「HAMASITEGurume(ハマサイト・グルメ)」を設置、3階には産業支援施設「プライベートオフィスゾーン」を設置。4階から24階までがオフィスゾーンとなっており、満室稼動での竣工を迎えることとなった。
 事業主は三菱UFJ信託銀行、開発資金をノンリコースローンとエクイティ出資(三菱地所、東急不動産、三井物産、平和不動産)により調達する開発型証券化手法を活用したもので、三菱地所と東急不動産の2社がプロジェクトマネジメント業務を共同で受託し事業を推進してきた。




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