週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

国土交通省　不動産国際見本市の日本招致を推進　日本の不動産アピールと対日投資金額倍増を図る

2007.12.17 17:00

　国土交通省は、１１月２７日から３０日にかけて香港で開催されたアジア地域の不動産見本市であるＭＩＰＩＭアジアに参加。このイベントには日本の不動産デベロッパーやゼネコン、投資銀行なども出席しており、日本の不動産をアジア市場にアピールした。
　国土交通省がこうした海外のイベントに参加した背景には、国際競争力の強化と対日投資額の倍増、そして外客誘致の促進という国策の推進がある。この取組みは今後も継続する方針であり、来年１１月にはＭＩＰＩＭアジアに先立って不動産業界人らを集めて初の東京カンファレンスを開催、国際アピールを強化していく。
　「ＭＩＰＩＭは政府や自治体などの公共機関による都市の魅力をＰＲする場として国際的に認知されています。こうしたイベントに参加することは、日本の魅力ある都市、そして不動産をアピールする上で大いに有効であると考えています。将来的には、現在香港で開催されているこのイベントを日本で開催できるように、誘致活動を進めています」（荒川氏）