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ディックスクロキ 福岡天神にオフィス・商業複合ビル計画 企画立案から出口戦略まで竣工後は80億円で売却予定
2008.01.07 12:08
ディックスクロキ(福岡市中央区)では「(仮称)今泉1丁目ビル」として、2つの開発プロジェクトを開始する。
1つめのプロジェクトは、福岡市中央区今泉の国道202号線に面し、地上9階地下1階のオフィス・商業複合ビルの建設が計画されている。
敷地面積は1048.04㎡、延床面積7160.43㎡となる。
同社の主な役割は、まずプロジェクトの企画立案。SPCが用地を取得した後、建築工事をそこから請け負う。そしてリーシングや出口戦略を含めた開発業務を受託する。開発用地は九州一の商業エリアである天神地区の南側にあり、今も発展中である。
建物の商業ゾーンには1~2階があてられ、エスカレーターを設置して利用客の利便性を高めている。
オフィスゾーンにおいては、通行人から直接内部が見えないようにするため、奥行き2mのバルコニーが設置された。
今年4月に着工され、来年3月に竣工、その後は約80億円で米系金融機関が運用するファンドに売却する予定だ。
2つ目のプロジェクトも同社の役割は同じで、竣工後は約60億円で不動産ファンドに売却される。こちらはプロジェクト1とは違い、静寂な環境に適合したオフィス・商業複合ビルにする予定。