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産業ファンド投資法人 羽田空港の航空機格納庫を取得 安定収益見込める物件約422億円にて取得
2008.02.25 17:02
産業ファンド投資法人(東京都千代田区)は、羽田空港第1旅客ターミナル南方の、格納庫が並ぶエリアに位置する2つの航空機整備用格納庫である「IIF羽田空港メインテナンスセンター」を2月29日に取得した。取得先は日本航空インターナショナル(東京都品川区)で、取得価額は422億1000万円。
同物件は羽田空港の中で「新整備場」と呼ばれるエリアにあり、羽田空港を形成する3本の滑走路に囲まれており、他の滑走路を横断することなく格納庫と滑走路の間を移動できる位置に立地している。
同物件は2棟の格納庫で構成されている。構造は2棟とも地上7階地下1階のS造で、延床面積は4万9823・52㎡の物件と、3万1940・32㎡の物件の2棟。また、メインの建物2棟に加え、守衛所2棟と倉庫3棟が付属している。
現在、同物件は日本航空インターナショナルが航空機の格納及び機体整備に使用している。取得後は同社にテナント貸しを行う予定で、年間賃料は19億4700万円で、契約期間は取得から10年間となっている。