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キャピタルリアルティー 医療施設対象の新ファンド設立都市部での再開発視野に

2008.06.16 11:49

 キャピタルリアルティー(東京都港区)は、病院等の日本の医療施設への投資を対象とするファンドを構築する。計画中のファンド名は「キャピタルリアルティー・メディカル1(CPM1)」だ。同投資法人では、平成26年までに約500億円を投資目標額と定め、初期段階では、厚生労働省の医療施設及び大規模病院や、その他独立経営の大型総合病院や診療施設を投資対象とする。
 投資対象となるのは、収益を上げながらも、現施設の改良及び拡張に供する資金力が限られる病院。同投資法人では、対象となる医療施設の不動産を買い上げると共に、地方自治体が保有する近隣の遊休地に移転させるといった開発計画を行う予定だ。
 ただし同計画は、都心部及び国内の主要都市部に所在し、再開発及び付加価値を創造する可能性が多く含まれるケースに限定して行われる。
 一方で、新規病院の設立及び老朽化し放置された施設の解体・再建を行うことも視野に入れる。同投資法人では、開発・建設の過程を監督すると共にアセット・マネジメント・サービスを提供し、複合的な開発を行っていくとしている。




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