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<新会社設立>住友不動産ベルサール 会議室運営部門が新たに独立5年後に売上高100億円突破を目指す
2008.07.21 16:04
住友不動産(東京都新宿区)はイベントホール及び貸会議室の管理運営事業を独立させ、新会社「住友不動産ベルサール」を立ち上げた。
ベルサールは住友不動産のホール・貸会議室ブランドで、これまで都心5区に15物件を展開している。今後は住友不動産の開発物件内を中心に拠点を広げ、年内に2物件550坪、来年にはさらに2物件1400坪の供給が決定している。売上目標は初年度26億円。5年後には100億円を目指す。
同社の取締役社長を務める高木暁氏は「当社の強みは山手線内の好立地に物件が集中しており、常にニーズに応える物件を提供できることと設備のグレードが高いこと、そしてスタッフが常駐しているのでトラブル対応が早いことです」と語る。
また、住友不動産グループのビジネスホテルやレストランケータリング部門と提携し、ワンストップでホール・宿泊・食事サービスを提供できる上に、社員研修での利用を想定したパック料金サービス「研修パック」の開始も計画している。さらに将来的には各種イベントの企画運営事業にも乗り出す構えだ。
「ホール・貸会議室には、毎日様々な目的を持った多くの人が集まります。われわれは、ビジネスを通して人と人、人と地域、そして人と未来とを結びつける架け橋の役目を担っていきたいと思います」と高木社長は語っている。