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WINPRO/ワンズ 風力発電機の普及と販売促進で業務提携 都市の道路、屋上などへの設置目指す
2008.07.28 17:25
垂直型風力発電機メーカーのWINPRO(新潟市中央区)と不動産実務者要請のワンズ(横浜市神奈川区)は17日、不動産活用による風力発電機の普及啓蒙販売促進を目指し、業務提携したことを発表した。
昨今の原油価格高騰による電気、ガス等の値上げや、7月7日から開催された「G8北海道洞爺湖サミット」の主要テーマにもなった「環境・気候変動」、いわゆる地球温暖化対策への関心が急激に高まる中、企業から個人にいたるまでの省エネルギー、エコロジー活動が注目されている。
WINPROでは、これまで風力発電ブレードの特許を生かし、風速1m/秒から始動・アルミ合金製など、日本の風環境や省スペース都市型設置環境にも配慮した垂直型3枚ブレード型の風力発電機を製造、販売を行ってきた。
ワンズは今回の業務提携に伴い、全国にまたがる不動産流通業界における組織力ならびに不動産開発会社や建設会社とのパイプを生かし、設置可能、かつ設置が有効と思われる都市の道路、駐車場、マンション、屋上などから地方市町村まで、積極的な普及啓蒙販売活動を実施する。
また、WINPROは開発、製造、ワンズはマーケティングおよび販売に注力できるため、その相乗効果は大きいとしており、今後全国でのイベントやセミナーの開催などを通じて普及啓蒙活動を推進するとともに、初年度600機、15億円の売り上げを目標として販売協力企業や行政への働きかけを強化する。