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ジョイント・コーポレーション/オリックスグループ ジョイント、オリックスの資本参加を受け入れ 資金調達のための信用力補完と財務基盤構築のため
2008.09.15 10:37
ジョイント・コーポレーション(東京都目黒区・以下ジョイント)は、9月8日、オリックスグループからの資本参加を受け入れることに同意した。
ジョイントは、この資本参加により、資金調達のための信用力補完および強固な財務基盤を構築し、またオリックスグループからの融資枠の設定から新たな物件の開発力を強化、代表取締役及び非常勤取締役を各1名ずつ迎え入れる。
これにより、同社代表取締役は、現代表取締役社長である東海林義信氏と、オリックスグループから招聘する代表取締役の2名体制となり、新しいガバナンス体制のもとで事業展開を行っていく。
オリックスグループは、この資本参加をプリンシパルインベストメント事業の一環として位置づけており、出資や経営陣の派遣を通じてジョイントの企業価値を向上させ、それにより投資効果を高めることを目的としている。
資本参加の概要として、まず第三者割当による新株式(普通株式およびA種優先株式)を発行する。ジョイントはオリックスグループに対して総額100億円の第三者割当増資を行い、増資後、オリックスグループはジョイントの総議決権数の約39%を保有する筆頭株主となり、ジョイントはオリックス(東京都港区)の持分法適用会社となる予定だ。
また、オリックスはジョイントに対して、新規プロジェクト用地等の取得資金として200億円を限度額とした融資枠を設定するとしている。