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京阪電気鉄道 オリックスより築浅物件取得大阪有数エリア内のオフィス 京阪グループが不動産賃貸事業を拡大
2008.10.06 18:10
京阪電気鉄道(大阪市中央区)は、賃貸事業強化の一環として、9月24日、オリックス不動産(東京都港区)と譲渡契約を締結し、「ORIX堂島ビル」の土地建物を取得した。
同物件は、JR東西線「北新地」駅と大阪市営地下鉄四つ橋線「西梅田」駅から徒歩3分に立地する。地上10階地下1階塔屋2階建ての規模で、延床面積は1万1630・78㎡。平成16年9月に竣工した築浅物件である。なお、今年10月19日より、「京阪堂島ビル」に名称が変更される予定だ。
京阪グループでは、中期経営計画「ATTACK2011」(2009〜2011年度)において不動産賃貸事業の拡大・強化、賃貸用不動産のポートフォリオ拡大を掲げており、今回の物件取得はその第一弾として位置付けられている。
同社は今後も戦略的に不動産への積極投資を行う方針で、沿線である大阪市内や京都市内の各中心部はもちろん、首都圏や地方中核都市で優良なオフィスビル取得を進めていくとしている。
「ORIX堂島ビル」は、オフィスゾーンとして人気が高い堂島地区に位置し、オープン以来高稼働率を誇っている。