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三菱地所 関西圏で初のマンション建替え事業参画 平成23年9月の完成を目指す

2008.10.13 17:16

 三菱地所(東京都千代田区)と鹿島建設(東京都港区)は大阪府豊中市「新千里北町第三団地住宅」の建替え事業について、同住宅管理組合における検討に協力していたが、9月28日開催の団地臨時総会にて、両社を事業協力者とする一括建替え決議が可決成立し、事業を取り進めることが決定した。
三菱地所、鹿島建設ともに関西圏では初のマンション建替え事業への参画となる。首都圏を中心に培ったノウハウを結集し、千里ニュータウン再生のリーディング事業とするべく、新千里北町第三団地住宅建替え事業を進める。
 新千里北町第三団地住宅は、「千里中央」駅から徒歩6分の駅前商業ゾーンに立地。周辺は閑静な住宅街で、緩やかな南面傾斜の高台の上に位置する。建物の老朽化や入居者の高齢化等の諸問題により、管理組合内で団地再生に向けて検討を重ね、昨年12月に三菱地所と鹿島建設が、同団地において検討中の建替え計画の事業協力者に選定されている。
 建替えにあたり、免震構造を採用。南棟・中央棟・北棟の3棟構成で総戸数365戸を計画している。延床面積は4万5575・43mでRC造(一部S造)の地上12階地下1階建ての規模となる。スケジュールとしては平成21年4月に建物解体に着手し、翌22年3月に本体工事に着工。平成23年9月に竣工引渡しを行う




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