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阪急不動産/ほか JR「高槻」駅近接地で9.3haの街づくり 歴史と文化を受け継ぐ商・住・学の街 平成24年の完成を目指して順次開発

2008.10.27 15:49

 阪急不動産(大阪市北区)、特別・特定医療法人愛仁会(大阪市北区)、学校法人関西大学、西武百貨店(東京都豊島区)の4社は、JR「高槻」駅北東地区、約9・3を活用した開発事業に取り組むことを発表した。
 同事業の計画地は、旧ユアサ高槻工場跡地とその周辺エリア及び西武百貨店等の商業地域で、JR「高槻」駅に近接する利便性に優れた立地にある。
 同地は、都市再生特別措置法に基づく、第4次都市再生緊急整備地域に指定された地域内であることから、都市インフラや利便機能を再構築し、加えて緑地の拡充や防災性、教育環境の充実を図り、多彩な都市機能を集約した付加価値の高い都市環境づくりが求められている。
 計画地はA・B・Cエリアの3区画に別れており、Aエリアは「新たなにぎわいを生むアミューズメントステージ」として既設の西武百貨店、商業施設、事務所、分譲住宅などの施設が設けられる。Bエリアは「豊かなくつろぎを育む生活ミュージアム」として分譲住宅、賃貸住宅、スポーツジム、福祉施設等が設けられ、Cエリアは「知と教育と学芸の庭・ミューズコート」として、関西大学の高槻新キャンパスが開発される構成となっている。
 タウンコンセプトは、高槻の歴史・文化を受け継ぎ、商業や住機能、学芸を含めた多様な生活文化が育まれる次代のmuseumの様なまち「ときめきタウンMUSE(ミューズ)高槻」。平成24年12月の全街区完成を目指し、今後順次、各施設棟の建設が始まる予定だ。




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