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シービー・リチャードエリス 賃料水準が高い業種は金融・保険業 不動産・サービス業は許容上限賃料低め
2008.11.10 17:32
シービー・リチャードエリス(東京都港区)は、オフィスビルの入居テナントに対するアンケートを行い、その集計結果を発表した。このアンケートは、同社子会社のシービー・リチャードエリス総合研究所が行ったもの。
同調査によると、東京においてもっとも現行の賃料水準が高い業種は「金融・保険業」であり、また入居ビルの諸条件が改善された場合の許容上限賃料についても「金融・保険業」が最も高く、賃料上昇許容度については「情報通信業」が高いことがわかった。一方、「不動産業」「サービス業」については、許容上限賃料が現行賃料を下回っており、オフィス賃料負担に関する考え方の違いが鮮明に表れた。
ただし、今回のアンケートは回答時期6月から8月と、現在の金融経済環境の大きな変動が織り込まれていない可能性があり、今後の変化にも注目されるところである。