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安田不動産 既存ビル屋上で「生産的」屋上緑化を施工 野菜やハーブ栽培地設けてテナント収穫祭も

2008.11.17 17:05

 安田不動産(東京都千代田区)は、同社が千代田区神田錦町に所有する「神田橋安田ビル」において、生産的屋上緑化を施した。
 生産的屋上緑化とは、省エネ効果やヒートアイランド対策、CO2吸収効果などの地球温暖化対策だけでなく、テナントの憩いの場、集いの場を提供する工夫を凝らしたもの。安全対策のため日中のみの利用となるものの、館内ワーカーが気軽にリフレッシュできる場として利用できるように芝生を敷きつめ、ベンチも設置した。
 屋上面積は約507㎡、屋上緑化面積は約196㎡。緑化面積の約3割は玉ねぎ、ブルーベリー、コモンセージ、ローズマリー、カモミールなどの野菜・ハーブ等の栽培地となっており、テナントにも参加を仰ぎ、種まきや植樹、収穫等を行い、収穫祭や試食会も実施する予定。このほかにも芝生、芝桜、西洋岩南天などが植えられており、四季折々の草花を楽しめる。
 同社は、これらの意味と意義より今回の屋上緑化を「生産的」屋上緑化とネーミングしたとしている。




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