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三菱地所 京都で初のオフィスビル開発に着手 銀行や証券会社が集約する金融ビジネス街にて

2008.11.24 16:01

 三菱地所(東京都千代田区)は、11月20日、京都市下京区において「(仮称)京都四条烏丸ビル」の新築工事に着手した。
 所在地は京都市下京区綾小路通、烏丸西入童侍者町。同立地は銀行や証券会社が集まる京都の金融ビジネス中心地である、四条烏丸交差点に近接し、京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅と、阪急電鉄京都線「烏丸」駅が利用でき、利便性が高い。敷地面積は1393・78㎡、地上8階地下1階の規模で、延床面積は約9440㎡となる。基準階面積は約870㎡の広いオフィスフロアが確保されており、加えて小割のオフィスニーズに対応できるように、機能性にも配慮されている。
 地上1階は店舗、地上2階から8階までが事務所仕様となっており、綾小路に面するビル南側は、地上1、2階の窓面に庇(ひさし)を設けるほか、ファサードやエントランス空間に町屋造りのデザインを取り入れ、周辺の街並みや景観と調和を図る。同案件は三菱地所が京都エリアではじめて開発を手掛けるオフィスビルとなる。設計監修・工事管理は三菱地所設計、設計・施工は竹中工務店が行う。竣工は平成22年1月を予定している。




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