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上海タワー建設・開発 高さ632mの上海タワー建設 平成26年の完成を予定
2008.12.01 15:10
世界大手の設計事務所であるゲンスラー社が設計した高さ632mの上海タワーの建設が進んでいる。
このプロジェクトのデベロッパーは上海タワー建設・開発で、開発は平成26年に完了する予定である。
上海タワーは18年前まで農地だった上海の陸家嘴路金融貿易区に位置している。この地区は上海タワーの完成で隣接する金茂大厦、上海環球金融中心の3つのタワーが立ち並ぶ、中国最初の高層ビル地区となる。
この3つのタワーは上海摩天楼の新しい象徴を形成する。金茂大厦の設計は中国の昔を想起させるもので、SWFCの設計は最近の中国経済成長を意味し、上海タワーの設計は中国の未来への灯台をイメージしている。上海タワーにはAクラスのオフィススペースのほかに、小売店、ホテル、文化施設が入居する。最上階には世界で最も高いオープン式の展望台が設けられる予定。また、上海タワーは大がかりなイベントスペースを備えた高級小売店スペースを提供する。その他の施設には小売店、上海地下鉄への連絡路、3フロア分の駐車場などがある。
同社では上海タワーによって中国の経済的成功と世界との結びつきを祝うだけでなく、素晴らしい設計の完成を示す不動産開発への当社のコミットメントを祝いたいとしている。