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新日本製鉄 新工法採用した社宅が完成 耐火・遮熱・遮音性能に優れた工法 研究施設や福利高齢施設に拡大予定
2008.12.15 11:12
新日本製鉄(東京都千代田区)は同社が展開する住宅工法「ニッテツスーパーフレーム工法(以下NSF工法)」を採用した日鉄住金建材の社宅を完成させた。この社宅は地上3階建ての全51世帯で、延床面積は3843で、場所は神奈川県川崎市。設計・施工は太平工業が担当している。
なお、建設規模としては、首都圏で最大規模の社宅物件となる。NSF工法は、平成13年に告示化された「薄板軽量形鋼告示」に則った枠組壁工法であり、同社独自の開発により防耐火・遮音・温熱性、耐久性など諸性能と使い勝手を大幅に向上させた工法であり、1時間耐火認定、3階建設計法、遮熱仕様、遮音仕様が織り込まれている。
現在、NSF工法の用途として、一般戸建住宅用途での普及に加え、法人の福利厚生施設である寮、社宅、研修施設等の需要が拡大しているという。新日本製鉄によれば、今回の社宅物件の経験を活かし、これらの市場への普及を図るとのことである。