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【高級ホテル株式を取得】森トラスト 横浜の高級ホテル経営会社を連結子会社化 更なるサービス向上目指す

2008.12.22 10:27

 森トラスト(東京都港区)はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルを経営する横浜グランドインターコンチネンタルホテル(横浜市西区)の株式について、イシン・ホテルズ・グループ(東京都港区)の関連会社であるイシン・ヨコハマ・ホールディングス(東京都港区、以下両者合わせてイシン)およびホスピタリティ・ネットワーク(東京都港区)との間で株式売買契約の合意に至っている。
 契約の内容によれば、平成19年2月から対等なパートナーとしてヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの経営に取り組んできた森トラストとイシンの両社は、アセットマネジメント業務の強化に取り組むことでホテルの価値向上が図られたと判断。
 これにより、イシン・ヨコハマ・ホールディングスが保有するホテル運営会社である横浜グランドインターコンチネンタルホテルの発行済み株式総数の39・34%にあたる24万1550株すべてを売却し、森トラストが引き受ける。
 また、同時に森トラストはホスピタリティ・ネットワークへ同株式の20%にあたる12万2800株を譲渡する。
 これにより、森トラストとホスピタリティ・ネットワークは協力してホテルの経営基盤強化とサービスの向上を目指すとしている。
 なお、これにより森トラストの横浜グランドインターコンチネンタルホテルの株式持分は58・68%となり、同社は持分法適用会社から連結子会社になる。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの概要を見ると、このホテルは平成3年開業のホテルで建物規模は地上31階地下1階建て、延床面積は約7万。客室数は594室で最大宿泊可能客数は1200人である。




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