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京阪神不動産 大阪市の市有不動産約2000㎡を落札 都市型データセンタービル建築用地として
2009.01.12 14:58
京阪神不動産(大阪市中央区)は12月24日、大阪市の市有不動産売払にて落札し賃貸事業用地として取得することを発表した。
取得資産の内容は、大阪市西区新町1丁目に所在する旧大阪市消防局庁舎等建付地。取得価格は37.5億円で、平成21年1月中旬に売買契約を締結し同年2月中旬に物件引渡しが行われる。敷地面積は2119.80㎡で、既存物件は地上7階地下1階のRC造建造物。延床面積は8695.86㎡となる。なお、建物は物件取得後に解体を予定している。
京阪神不動産は同事業用地を取得する理由として同社にとって第7番目となる都市型データセンタービルの建築用地として取得することとしたなどと発表している。
同社はこれまでに大阪市北区、西区、吹田市などで6棟のデータセンタービルを開発しており、そのほか全国に商業施設を5カ所、流通センター(倉庫)を3棟有する。データセンタービルと同様、大阪市を中心にオフィスビルもこれまで4棟開発しており、今年春には東京・御成門でオフィスビルが竣工する予定である。
なお、今回の取得で平成20年度業績に与える影響は軽微としており、建築計画等については今後固まりしだい告知していくとしている。