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シービー・リチャードエリス 平成20年12月期のオフィス市況を発表
2009.01.19 12:01
シービー・リチャードエリス(東京都港区)は、平成20年12月期のオフィスビル市況速報と全国14大都市の賃貸オフィス市場動向を分析するマーケットフラッシュを発表した。これによると、東京主要5区の空室率は、対前期比0・8ポイント上昇の3・2%となり、全37ゾーン中、32ゾーンで上昇。上昇したゾーンの中でも、「新宿」、「六本木」ゾーンが5%台後半の空室率となり、主要5区内でも高い水準となった。また、Aクラス・Sクラスビルの空室率はそれぞれ3・5%、6・0%へと大幅に上昇している。A・Sクラス全121棟のうち、平成19年12月時点で空室を保有していたのは約3割程度だったのに対し、今期は約半数のビルで空室が存在するなど、既存のA・Sクラスビル全般に空室が発生し始めている。