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NTT都市開発 四条駅・鳥丸駅直結の立地で複合施設開発 先般改修した「新風館」と共に鳥丸通り中心の街の振興に貢献

2009.01.26 11:19

 NTT都市開発(東京都千代田区)は、京都市下京区において、「(仮称)四条鳥丸ビル」の開発を進めてきたが、1月19日に計画概要が決定し、その発表がなされた。
 同計画地は、金融やビジネスの中心地である「鳥丸通」と商業エリアとして賑わう「四条通」の交差点に位置し、京都市市営地下鉄鳥丸線「四条」駅と阪急電鉄京都線「鳥丸」駅の2駅に直結した希少な立地である。同社は、このエリアにおいて京都のビジネス中心地にふさわしい拠点として、また地域の更なる賑わいのランドマークとして、オフィスと商業の複合施設を開発する。
 敷地面積は2487・35㎡、地上7階地下1階の規模で、延床面積は1万7471・87㎡。地下1階から地上3階までが店舗で、地上4階から7階までが事務所となる。1階は歩道と一体となったピロティや地下鉄駅への入り口を設けるなどして、歩行者空間の拡充を図っている。
 同社は、今回の計画に先立ち、平成13年1月、鳥丸通り沿いに大正時代の歴史的建造物(旧・京都中央電話局)を改修・増築した商業施設「新風館」を開業している。今後は、「(仮称)四条鳥丸ビル」と「新風館」を起点として、鳥丸通を中心とした魅力的な街づくりに努めていくとしている。




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