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阪急リート投資法人 ラグザ大阪など4物件の受益権を取得 バランス良い成長図り総額190億円で取得
2009.01.26 11:18
阪急リート(大阪市北区)は、規約に定める資産運用の対象及び方針に基づき、ポートフォリオ全体のバランスを重視した着実な成長を図るため、4件の資産取得を行った。
今回取得したのは、大阪市福島区の「ラグザ大阪」をはじめ、兵庫県西宮市の「ららぽーと甲子園」、大阪市中央区の「難破阪神ビル」、静岡県浜松市の「リッチモンドホテル浜松」の4物件に係る信託受益権。
取得先と取得予定価格は、ラグザ大阪の取得先がゼクト(東京都千代田区)で、取得価格は51億2280万円。ららぽーと甲子園の取得先は同じくゼクトで、取得価格は73億5000万円。難破阪神ビルの取得先もゼクトで取得価格は43億1000万円。リッチモンドホテル浜松は取得先がイーホテルズ・ネットワーク(東京都中央区)で、取得価格が21億円である。
取得した4物件については、阪急阪神ホールディングス(大阪市北区)グループからの情報提供によるもので、中でも関西地方に立地する3物件については、従前阪神電気鉄道(大阪市福島区)が保有していた物件であり、同グループとのコラボレーションによる実績となっている。
なお、4物件ともすべてプロパティマネジメント業務を阪急阪神ビルマネジメントが担当する。同社は投信法に定める利害関係人等に該当することから、資産運用会社の利益相反取引ルール、投資運用委員会規程及びコンプライアンス委員会規程等に基づき、契約締結に関する承認を受けている。