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シービー・リチャードエリス 名古屋の空室率が大幅上昇、8・6% 平成21年1月時点の三大都市空室率を発表
2009.02.16 13:52
シービー・リチャードエリス(東京都港区)は、平成21年1月時点の三大都市における空室率・平均募集賃料の速報データを発表した。
東京のSクラスビルの空室率は、平成20年12月期と同様、6・0%と高止まりの状況となっている。A・Sクラスビルについては、前月に発生した空室の多くが今期も消化されておらず、空室保有期間の長期化が懸念されている。また、来期以降、一部のビルでまとまった面積の空室発生が予定されているため、優良大型ビルの需給緩和が一層進むものと考えられている。主要5区における空室率は、対前月比0・2ポイント上昇の3・4%と、今期の変動幅は小さいながらもじりじりと上昇している。
大阪市においては景気が悪化する中、前期まで大きく空室を抱えた優良大型ビルが賃料の下方修正を行うことで成約に至る動きがみられ、空室率は大阪市全体で0・1ポイント低下する結果となった。
名古屋市においては、空室率は対前月比0・3%上昇し8・6%となり、平成4年以降、最も高かった平成16年6月期に記録した8・8%に迫る水準である。