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大成建設 建築物のCO2排出最小化検証システム開発 省エネの観点から使用計画策定可能

2009.02.16 13:50

 大成建設(東京都新宿区)は、建築物の使用過程で発生するCO2の最小化を検証できるシステム「カーボンナビゲーター」(建築物CO2排出量計画システム)を開発した。このシステムは、運用CO2排出量を最小化した建物の設計や使用計画を可能とし、企画・計画段階で使用時のCO2の排出量が試算できることに加え、基本設計や実施設計などでの排出量も試算し、顧客に最適なCO2排出量を提案する。
 同システムは、建築計画の初期段階から短時間で各省エネ性能指標の規制値を導き出し、CO2排出量やコストの精確な算出を可能とする。これにより、省エネ性能指標の規制値に適合し、かつ最も効果的にCO2排出量の削減を図ることができるようになるという。
 同社では、このシステムにより、CO2削減を検討する顧客に対し、投資対効果を含めた最適な提案、性能設計のための営業ツールとして、プロジェクトへの活用を積極的に図るとしている。




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