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日本土地建物/大和ハウス工業 臨海副都心有明南A区画に着工 新国際交流・ビジネス拠点創出
2009.03.09 17:41
日本土地建物(東京都千代田区)と大和ハウス工業(大阪市北区)が出資する有明南A特定目的会社は、3月6日、臨海副都心有明南A区画にて「有明南プロジェクト」に着工した。
同開発案件は江東区有明3丁目に立地し、「国際コンベンション・ビジネスゾーン」として人・物・情報のグローバルな交流を図る臨海副都心・有明地区に、延床約7万1000㎡の業務・商業複合ビルを建設するもので、新たな国際交流・ビジネス拠点を創出するもの。
「国際基準を満たすコンファレンスセンター」を据え、東京国際展示場(東京ビッグサイト)を中心とした有明地区におけるコンベンション機能の補完・拡充を図るほか、高効率機器の採用や緑化率を高めるなど環境負荷を低減し、同時に災害時はテナントや周辺施設利用者のために防災備蓄倉庫や仮設トイレなどの設備を用意するなど、街づくりへの貢献も実現していく。
敷地面積は1万147・86㎡で、地上22階地下1階塔屋3階の規模、延床面積は7万1284・99㎡となる。事務所、集会所(コンファレンス)、飲食店、物販店として利用される予定で、平成23年1月竣工、同年4月にグランドオープンする予定である。
同二社が出資する特定目的会社は平成19年6月に東京都港湾局による一般公募型入札コンペにて事業者選定されており、その敷地を利用しての開発となる。