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伊藤忠商事 日米で太陽光発電システム販売事業買収 さらなる買い増しも視野に
2009.04.20 17:43
伊藤忠商事(東京都港区)は、現地法人であるITOCHU International Incと共同で、米国の太陽光発電システムインテグレーター(以下SI)であるSolarNet社の85%の株式を取得した。また、日本でも住宅分野太陽光発電SIである日本エコシステムの67%の株式をアール・ビーインベストメント・アンド・コンサルティング他から取得した。さらに、6月末までに85%まで買い増しを行う方針だ。
同社はこれまで、平成19年6月のSolar Depot社買収に始まり、平成20年5月にScatec Solar社、同年12月にGreenvision Ambiente Photo-Solar社、そして今年3月のEnolia Solar System社などSIへの出資を行ってきた。これらは、太陽光発電の3大主要市場である日本・米国・欧州において、太陽光発電システムの普及に貢献するSI戦略の一環であり、三極間で最新の需要動向や製品市況等の情報を共有し、各市場における最適かつ強力な販売ネットワーク及び流通形態を作り上げることを目標として事業を展開する。