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三井不動産 室町東地区開発計画2-2街区の着工を発表 室町東地区開発計画の一部を成す複合施設 伝統と革新をコンセプトとした商業も用意

2009.04.06 12:26

 三井不動産(東京都中央区)は、日本橋の活性化と新たな魅力創造を目的とした活動「日本橋再生計画」を官民地元一体となり推進しているが、今般、その一環として、「室町東地区開発計画」のうち「(仮称)室町東地区開発計画2-2街区」(旧三井第三別館)を着工したと発表した。
 2-2街区の竣工は平成22年9月、「室町東地区開発計画」の全体竣工は平成26年を予定している。敷地面積は2454・4㎡、地上22階地下4階の規模で、延床面積は約4万1000㎡となる予定。オフィス、商業施設、多目的ホールから構成される複合施設で、地下1階から4階の商業フロアは”伝統と革新”をコンセプトに、「江戸桜通り」沿いには桜並木を活かした魅力的な飲食店舗を誘致し、「仲通り」沿いには福徳神社の参道として往時の江戸情緒あふれる街並みに調和した店舗を誘致する予定としている。5階から7階に設置された多目的ホールは、広域集客や話題性創出を目的に、セミナーや音楽ライブ、ファッションショーなど幅広い利用を想定した、文化発信拠点としての役割を担う。
 「室町東地区開発計画」は、日本橋室町東地区における5街区の一体開発であり、全街区で延床面積18万㎡を超える、大規模複合開発である。これまでにも「COREDO日本橋(日本橋一丁目ビル)」や「日本橋三井タワー」のオープン、日本橋ならではのイベント実施も行ってきた。今後も同計画の推進や各種イベント実施などにより、官民地元と一体となって「日本橋再生計画」を推進していくとしている。




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