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ダイビル 中之島に新ランドマーク誕生 中之島三丁目地区共同開発 「中之島ダイビル」が竣工
2009.04.27 16:53
ダイビル(大阪市北区)は、平成18年10月から建設を進めてきた「中之島ダイビル」が3月末に完成し、4月16日に竣工式を執り行ったと発表した(詳細記事は20面)。
なお、引き続き平成22年度には中之島三丁目地区共同開発第三期工事として「中之島ダイビル・ウエスト(仮称)」を着工する予定。
なお、この共同開発はダイビルと関西電力、および関電不動産の3社によるもので、第一期工事は平成16年12月の「関電ビルディング」の竣工をもって完了し、今般、第二期工事の「中之島ダイビル」建設工事が完了した。
中之島はダイビル発祥の地であり、また古くからのオフィスビル街であるが、同共同開発をはじめとする近年の再開発によりその景観は大きく変貌を遂げようとしている。
同社においても今回の開発は発祥の地で行うビッグプロジェクトであり、今年9月に齢84歳となる現ダイビルに代わる新たな旗艦ビルとして、中之島の更なる発展と活性化にきよするものと確信していると話す。
「中之島ダイビル」は、大阪市北区中ノ島3丁目に位置し、地上35階地下2階塔屋3階の規模。延床面積は7万9543㎡、最高高さは160mである。
外装は、外柱とひさしを組み合わせた「エコロジカル・ファサード」を採用し環境を重視。低層階は商業エリア設置のほか、昨年10月に開通した京阪中之島線「渡辺橋」駅が地下で接続され、利便性と機能性を備える。
建物低層部は長年に渡り大阪の人々に親しまれてきた現ダイビルのイメージを継承したデザインとなっている。
なお、同ビルは「CASBEE大阪」で最高ランクSを取得している。