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西日本旅客鉄道/大阪ターミナルビル 大阪駅改良事業が再生事業に にぎわいと回遊性ある都市空間確保
2009.05.11 10:43
5月1日、国土交通省は「大阪駅改良・新北ビル開発・アクティ大阪増築事業」について認定民間都市再生事業に認定した。認定事業者は西日本旅客鉄道(大阪市北区)と大阪ターミナルビル(大阪市北区)。
大阪都心における鉄道交通結節点として交通拠点機能を強化し、関西地区の顔に相応しい中枢業務・交流拠点を形成するというもの。あわせて、商業・業務・文化・交流等の多様な機能を導入することにより、にぎわいと回遊性のある都市空間と景観を確保する狙いだ。事業区域は大阪市北区梅田三丁目の約6万7934㎡。新北ビルとアクティ大阪はJR「梅田」駅駅舎と接続しており、今回の再生事業はこれら3つが一体となり整備されるものである。
事業区域にはこれらのビルと、駐車場、そして公共施設の整備が進められる。敷地面積約5万8043㎡上に、地上29階地下2階、延床面積43万4240㎡の施設、そして敷地面積約6091㎡上に地上7階建てで延床面積が約2万2㎡の駐車場が整備される。
同事業計画は、平成18年1月に都市計画決定し、19年10月に着工。しかし同年11月に都市計画決定が変更された。平成23年12月31日の竣工を目指し事業を進めていく。