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東京商工リサーチ　６年ぶりに倒産件数１３００件超える

2009.05.18 17:18

　東京商工リサーチ（東京都港区）は、平成２１年４月度の全国企業倒産状況を発表した。これによると、平成２１年４月度の全国企業倒産件数（負債額１０００万円以上）は１３２９件、負債総額が５２１９億４９００万円となった。
　倒産件数は、前年同月比１１４件増（９・３％増）と１１カ月連続前年同月比増加となり、４月としては、平成１５年の１４９５件以来、６年ぶりに１３００件を上回った。
　産業別では、製造業倒産が同３６％増と増勢ぶりが目立つ。こうした一方で、件数増加率が５カ月ぶりに１桁台に低下し、さらに都道府県別件数では、前年同月比減少が２３道府県、増加が２１都府県となり、１１カ月ぶりに前年同月比で減少が増加を上回るなど、ここにきて「緊急保証制度」等の金融支援効果が窺われる動きもみられている。
　なお、負債総額は、前年同月比１９６１億３６００万円減（２７・３％減）で、８カ月ぶりに前年同月を下回っている。