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東日本旅客鉄道 JR「八王子」駅南口で新しい駅ビル開発 駅南口再開発事業と連動した開発に
2009.06.01 10:52
東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は、八王子益南口再開発事業とあわせて、駅舎利用者の利便性の向上と駅周辺地域の活性化を目的とした駅ビルを、JR「八王子」駅南口に建設する。
同時に隣接して建設される再開発ビル「八王子駅南口再開発ビル(サザンスカイタワー八王子)」やペデストリアンデッキ(とちの木デッキ)と調和のとれたアースカラーを基調としたデザインとすると共に、環境にも配慮して屋上と壁面の一部を緑化する計画だ。
キーテナントには「ビッグカメラ」が1階と3階から6階に出展し、広域からの集客によりJR「八王子」駅南口の賑わいを創出すると共に、駅利用者や近隣住民の毎日の生活をサポートするテナントを取り揃え、子育てを支援する保育所も、駅前広場に面する1・2階に新設する。その他、飲食、物販店舗が入居する。また、駅南口の自由通路も延伸し、駅の新しい顔を作り出す。
建物規模は地上7階地下2階、延床面積が約1万7000㎡。JR東京西駅ビルが運営を行い、今年7月に本体工事着工予定、平成22年秋の開業を目指す。なお、隣接する「サザンスカイタワー八王子」は、地上41階地下2階、高さは158mの大型複合施設で、1階から3階まで商業、4階に中央地域総合事務所、4階から7階が新市民会館、5階から7階が業務施設、9階から41階に390戸の住宅が設けられる駅ビルと同じく平成22年秋の竣工を予定している。