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三井不動産 三井本館が開館80周年に建築費用は当時の約10倍 記念パネル展を本館で開催
2009.06.08 12:05
三井不動産(東京都中央区)が所有し、管理・運営を行う「三井本館」(東京都中央区)が、今年6月15日に開館80周年を迎える。
大正15年6月に起工し、昭和4年6月に竣工した同本館は、総事業費213万円と、当時の一般的な建築費の約10倍の単価が投じられた。三井財閥を形成する三井合名会社、三井銀行(現・三井住友銀行)、三井信託銀行(現・中央三井信託銀行)、三井物産、三井鉱山(現・日本コークス工業)などの主要各社の本社が入居し、財閥の拠点的な機能を持つ建物としてこれまであり続けた。その後、平成20年12月には複数の会社が入居する大規模なオフィスビルとして、はじめて重要文化財の指定を受けている。アメリカ型の古典主義建築(アメリカンボザールのクラシカルリヴァイバル)を採用した三井本館は、80周年を記念して、三井本館1階通王三井信託銀行、及び三井住友銀行各々の営業所にてパネル展「三井保管開館80周年~写真で見る三井本館と日本橋」を開催する。