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<イベント報告>既存床への敷設促進が必要 出荷量の回復目指す各社個性を強調すべき 既存床への敷設促進が必要
2009.06.08 12:00
フリーアクセスフロア工業会は4日、千代田区九段の「ホテルグランドパレス」において定例懇親会を開催した。
同会会長を努める日立機材代表取締役社長の西垣清志氏は冒頭の挨拶で、フリーアクセスフロア業界の最近の業況を述べ、都市再開発の谷間の時期に差し掛かっていたことや景気の後退を理由に平成20年度のフリーアクセスフロアの需要(出荷量)が大きく低迷した結果を伝えると共に、今後もしばらく厳しい局面で続くであろうとの予想を会員各社に示した。しかし一方で、東京・大阪・名古屋各地の物件の空室率上昇という懸念材料はあるものの、「環境・省エネ・省資源・リサイクル」等をキーワードに各社が個性を出し、新規需要の開拓や既存オフィスへの敷設等を前向きに推進していけば、設立20周年を迎える今年は昨年度よりも良い結果が得られるはずであるともした。
共同カイテック吉田稔副会長による乾杯の後、懇談が行われ、ナカ工業の樋口忠喜副会長が中締めを行い、閉会の運びとなった。