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大和ハウス工業 日系企業初の独資による分譲マンション事業 敷地面積7・7万㎡で甲子園球場の約2倍

2009.06.22 17:30

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、平成21年7月から、同社として中国において2番目となる分譲マンションとなる「蘇州工業園区プロジェクト」を開発するのは初めてのことである。
 同社は昭和58年より、中国への住宅の輸出と建築を開始し、昭和60年には上海において外国人(主に日本人)向けの賃貸住宅の建設と運営を開始。以降、上海、北京、天津、大連の4都市で同事業を展開している。
 平成18年5月からは、大連において始めて分譲マンション「イワシャンゼリゼ」を手がけ、28棟975戸のマンション及び商業店舗を販売し好評を得ている。
 中国政府は平成20年10月から、個人の住宅取得・セカンドハウス購入に対する規制緩和や金融面での支援策を打ち出し、税制面での優遇政策も発表しており、内需拡大に向けた施策を実行している状況である。
 そのような中、同社では中国沿岸部の蘇州において、総戸数902戸におよぶ分譲マンション「蘇州工業園区プロジェクト」を開発する。
 敷地面積は7・7万㎡で甲子園球場の約2倍の面積。総戸数は902戸と大規模な分譲マンションプロジェクトとなっている。竣工予定は平成23年5月末を予定しており、竣工後は中国人高所得者層を中心とした入居者が見込まれる。




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