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ケネディクス 豊洲のオフィスビルを投資ファンドに売却 今後は共同出資による不動産ファンド組成も
2009.07.06 10:52
ケネディクス(東京都港区)は、同社開発物件である江東区東雲に所在している大型オフィスビル「KDX豊洲グランスクエア」をカーライルグループが運用するファンドへ売却し、同時に同物件に関するアセットマネジメント業務を受託したことを発表した。
同物件は同社最大の開発プロジェクトである。再開発の進む湾岸エリアに位置し、1フロア約1500坪の貸室面積を誇り、ハイスペックな設備を備え、屋上緑化やクールチューブシステムなどの省エネシステムも導入している最先端オフィスビルである。売却先であるカーライルは北米、アジア、ヨーロッパを含めグローバルな投資活動を展開する世界最大級の投資ファンドで、リアルエステート部門ではアジア地域の不動産にも積極的な投資を行っている。
同社は今回の取引を契機に、今後カーライルとの共同投資による不動産ファンドの組成など、ビジネス・収益機会の拡大を追及するとしている。