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オクタ 本社社屋をグリーンビルに再生 壁面緑化など随所に環境配慮
2009.07.13 17:47
デザインリフォーム会社であるオクタ(さいたま市大宮区)は、本社社屋を省エネルギービルに再生するリノベーション工事を行い、このほど一般にお目見えした。
「壁面緑化」や「屋上緑化」、「スペーシア」、「ハイブリッドソーラーシステム」などを導入し、CO2排出量低減を目指す。また、新社屋は省エネ効果のみならず風水設計を取り入れ、屋上、平面、ファサード部などにも植栽・植物を多用した、癒しの環境設計となっている。
照り返しと室内に差し込む日差しを調整するために本社社屋に西側を壁面緑化している。年間で750kgのCO2削減効果があり、また室内の冷暖房費を年間10%から15%カット可能となっている。
屋上緑化は菜園としても利用し、建物の冷暖房効率のアップやヒートアイランド現象の緩和と同時に植栽管理や野菜作りを通じて社員同士のコミュニケーションを育み、従業員の満足度工場に繋げていく。
その他、高い断熱性能を有する真空ガラス「スペーシア」の導入や、ハイブリッドソーラーシステムで太陽熱を蓄熱床に貯え24時間暖房とソーラー給湯を行うなど、建物の随所に様々な環境配慮の取り組みが見て取れる。