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三菱地所/ほか 丸の内1-4計画新築工事に着手
2009.09.14 17:27
千代田区丸の内一丁目において、三菱地所(東京都千代田区)、住友信託銀行(大阪市中央区区)、三菱東京UFJ銀行(東京都千代田区)の3者共同で事業推進を行ってきた「(仮称)丸の内1―4計画」について、9月17日に新築工事に着手すると発表された。同開発計画は、東銀ビルヂング並びに住友信託銀行東京ビル、三菱UFJ信託銀行東京ビルの敷地における街区一体の建替再開発事業である。三菱地所は、「世界でもっともインタラクションが活発な街」を目指し、丸の内再構築に取り組んできており、今回の計画は平成20年度からスタートした「第2ステージ」の第2弾プロジェクトとして、再構築の更なる「広がり」と「深まり」を目指すもの。敷地面積は8033・94㎡、地上27階地下4階塔屋2階の規模で、延床面積は約13万9000㎡。容積率は1593%だ。
計画の特徴として、「丸の内」と「大手町」の結節点に立地するロケーションから、金融の中枢機能が集積している同エリアに相応しい高度で高質な国際業務機能を整備、また大名小路に面した区画には、住友信託銀行ならびに三菱UFJフィナンシャル・グループの店舗・営業拠点等を配置する計画である。オフィス空間は、丸の内エリアで最大級面積となる1フロアあたり3000㎡の無柱空間となる。
また、隣接する日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビル敷地と地上・地下で接続することにより、東京駅から新丸ビルを経由し大手町駅へとつながる新しいネットワークを構築するともしている。