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竹中工務店 無体化被覆剛性梁を開発・適用
2009.10.05 10:37
竹中工務店(大阪市中央区)は、開放的な代スパン空間と工期短縮を実現する合成梁「無耐火被覆TSC(Takenaka Steel Concrete)梁」を開発し、ランドビジネス横浜ポートサイド計画(仮称)に初適用した。
この技術活用により、同プロジェクトでは、地区計画で定められている約50mという厳しい高さ制限の範囲内で、建築主の希望である基準階の天井高3mを確保しつつ、通常の鉄構造の限界である11フロアより1フロア多い12フロアを実現する。
なお、適用にあたっては、日本建築センターで性能評価を受けて国土交通大臣認定を取得している。
同技術は、H型鋼の側面に熱容量の大きなコンクリートを充填することで、スラブの厚さ(150mm程度)と耐火被覆分の高さ(45mm程度)を低減することが可能となる。