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みらい/ほか ららぽーと柏の葉で「みらい畑」実証実験 閉鎖型施設内で人工光源用いて育成
2009.10.19 15:15
みらい(千葉県松戸市)、三協フロンテア(千葉県柏市)、三井不動産(東京都中央区)の3社は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅前の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」において、千葉大学の監修のもと、広さ約2坪の小型植物工場「みらい畑」を設置し、今年12月末までの約3カ月間(予定)、レタス類・ハーブ類栽培の実証実験を行う。
千葉大学では、経済産業省の支援をうけて、「植物工場研究センター事業」に取り組むことが先般決定し、柏の葉キャンパスエリアにおいても、日本を代表する植物工場の最先端研究拠点の整備が進められている。
また、みらいは柏の葉キャンパスエリアの研究拠点整備への事業参画を予定しており、千葉大学内の施設整備に先駆けて、ららぽーと柏の葉において実証実験を行うとしている。「みらい畑」では、広く一般にも植物工場の有用性を理解してもらうために、生産された野菜の試食や収穫体験会のほか、一般販売も行う予定である。
畑の特徴として、高気密な閉鎖型施設内で人口光源のみ利用して、農薬を使用せずに水耕栽培を行うというもの。このため、土や虫を洗い流さずに食べることができる。生育に必要な温度・光・水・養分などをコンピューター管理し、気候変動に左右されず、連続的に生産するのも特徴だ。
「みらい畑」は、幅3・40m×奥行き2・00m×高さ2・35m。光源として、育苗には蛍光灯、生育には赤色・青色LEDを使用する。この畑において、レタス類・ハーブ類を月500~600株を清算する。