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ケネディクス不動産投資法人 オフィスビル4物件の取得を発表 東京経済圏のオフィスビル投資比率高める狙い
2009.11.09 15:20
ケネディクス不動産投資法人(東京都港区)は、オフィスビル4物件に係る資産取得の契約を締結することを決定した。
今回の取得予定資産は、不動産を信託する信託の受益権。取得予定価格は88億1000万円(取得経費、固定資産税・都市計画税及び消費税を除く)。売買契約締結日が平成21年10月29日となっている。
同投資法人は取得の理由として、規約に定める資産運用の基本方針及び投資態度に基づき、同投資法人の東京経済圏におけるオフィスビルの投資比率を高め、ポートフォリオ全体の運用バランスの拡充を図るために4物件を取得する。また、同投資法人では、引き続き東京経済圏の中規模オフィスビルに軸足をおいた投資方針を維持し、より強固なポートフォリオを構築することを目標とするとしている。
今回取得する予定の物件は、「小石川TGビル」、「五反田TGビル」、「KDX日本橋ビル216ビル」、「KDX新横浜381ビル増築棟」。
「小石川TGビル」は、地上8階地下1階、建物面積が5862・02㎡。基準階の賃貸部分は約490㎡の長方形であり、フロア一括貸し・分割貸しのどちらにも対応可能な設計となっている。また、設備面では、機械警備やOAフロアを備える等、エリア内において相応の競争力を有している物件となっている。
また、「五反田TGビル」は、地上9階地下1階、建物面積が4440・61㎡。基準階の賃貸面積は約363㎡、駐車場を備えている。現在、コンビニエンスストア、メーカー系関連会社等が入居している。