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三井不動産 NIKEの旗艦店がテナント入居 表参道の新しい商業ビルを総合企画・開発
2009.11.16 14:17
三井不動産(東京都中央区)が開発段階における総合企画業務を担当した商業施設「ワイ・エム・スクウェア表参道」が、10月30日に竣工を迎え今月14日にオープンとなった。
このプロジェクトは、洋菓子の製造・販売で知られるヨックモックホールディングス(東京都千代田区)が所有する資産の有効活用策として、同社および鹿島建設(東京都港区)が共同で提案し採用されたものである。
同社グループでは、これまでの「東京ミッドタウン」や「コレド日本橋」をはじめとする、都心商業施設の企画・開発・運営ノウハウを生かし、開発推進にあたっての事業計画の立案、設計プラン検討、テナントリーシgヌなどの総合企画業務を受託・推進。竣工後はヨックモックホールディングスから建物全体を一括賃借のうえ、転貸借事業を行うとともに、建物管理等のマネジメント業務を実施する。
物件は渋谷区神宮前の表参道に面して立地しており、規模は地上2階地下1階塔屋1階、敷地面積は664㎡で、延床面積は1467・53㎡である。
「ワイ・エム・スクウェア表参道」のテナントには「NIKEフラッグシップストア原宿」を誘致。日本有数の商業地域、原宿・表参道エリアに世界的なスポーツ用品ブランドであるNIKEの、国内最大規模となる旗艦店を誘致したことで、同社では町に新たな活気と魅力を吹き込み、当該エリアの更なる発展に貢献することを目指すとしている。