週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

三井不動産 ルイ・ヴィトンの大型旗艦店などが出店 旧オリエンタルホテル跡地に複合施設誕生

2010.01.18 17:09

 三井不動産(東京都中央区)がプロジェクトマネジメント業務を受託し開発を進めてきた、神戸旧居留地区の複合ビル「神戸旧居留地25番館」が2月27日より順次オープンする。この地区では明治初期に設定した1番から126番までの区画番号が現在でも地番として使用されており、同ビルの名称はその区画番号がそのまま採用されている。
 ビルは旧居留地のメーンストリートである仲町通りと京町筋に面しており、敷地面積は3022・80㎡、延床面積は2万2708・15㎡。建物の規模は地上17階地下3階で、商業店舗・ホテル・レストラン・チャペルなどでフロアが構成されている。建物の外装デザインは低層部の壁面に石とガラスを採用し、周辺の街並みとの調和が図られている。また、1階には東西の通りを結ぶ約50mのコリドール空間を設け、来館者の回遊性を高めている。
 商業店舗にはラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン」の大型旗艦店、関西初出店のスペシャリティストア「バーニーズ ニューヨーク神戸店」が出店するほか、ホテルは阪神・淡路大震災で被災した旧オリエンタルホテルの名称使用権を運営会社が取得し、「ORIENTAL HOTEL」として開業することとなっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube