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三菱地所 京都初のオフィスビルプロジェクトが竣工 金融ビジネスの中心・四条烏丸で開発 小割オフィスニーズにも対応する空間
2010.02.01 17:13
三菱地所(東京都千代田区)が京都市下京区にて平成20年11月から開発を行ってきた「四条烏丸センタービル」が、1月25日に竣工を迎えた。
この事業は同社が京都において初めて手がけるオフィスビルプロジェクトであり、京都の金融ビジネスの中心である四条烏丸交差点至近の土地に、定期借地権を設定して開発を行ったものである。最寄り駅は京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅、阪急京都線「烏丸」駅で、徒歩1~2分でのアクセスとなっている。
ビルの規模は地上8階地下1階、敷地面積は1393・78㎡、延床面積は9405・49㎡。1階が店舗、2~8階がオフィスという構成で、オフィス部分の基準階は有効面積872・78㎡とゆとりのある空間を備える一方、ワンフロアあたり最大で6分割が可能となっている。このため小割オフィスニーズにも対応できる、機能性と柔軟性に富んだオフィス空間を実現している。
また、綾小路通に面する南側は、ファサードやエントランス空間に町屋造りのデザインを取り入れ、周辺地域の歴史的な街並みや景観との調和が図られている。
同ビルにはTAC(東京都千代田区)などの複数企業がテナントとして入居がすでに決定しており、ほぼ満室での稼働となる。