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NTT都市開発 保有不動産を組成予定の不動産ファンド保有会社に譲渡 財務の健全化を図る 譲渡益は約150億円

2010.02.15 15:56

 NTT都市開発(東京都千代田区)は4日、保有する不動産を今後組成を予定している不動産ファンドの保有会社に譲渡することを発表した。
 今回譲渡が発表されたのは「アーバンネット池袋ビル」、「アーバンネット大森ビル」、「アーバンネット麹町ビル」の3物件で、譲渡先は合同会社NUー6。同社によると、譲渡の理由としては賃貸ポートフォリオの改善および財務の健全化のためとしている。
 3物件の規模ならびに延床面積は、「アーバンネット池袋ビル」が地上16階地下1階、2万5050・26㎡、「アーバンネット大森ビル」が地上10階、1万1937・25㎡、「アーバンネット麹町ビル」が地上8階地下2階、6231・10㎡。平成21年12月末現在での3物件の帳簿価額はそれぞれ、37・89億円、22・52億、7・86億円となっており、合計の譲渡益は約150億円となっている。
 同社では26日に売買契約の締結、3物件の譲渡を予定している。




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