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国際紙パルプ商事/三菱地所 東京駅徒歩圏内にオフィスビルを建設 先進的な環境対策でCO2約25%削減目指す

2010.03.08 12:18

 国際紙パルプ商事(東京都中央区)は1日、中央区京橋1丁目において「KPP八重洲ビル新築計画」の工事に着手した。竣工は平成23年8月末を予定している。
 このプロジェクトは同社がCRE戦略の一環として取り組むもので、三菱地所(東京都千代田区)がプロジェクト全体を支援し、設計監理業務は三菱地所設計、リーシングマネジメント業務は三菱地所リアルエステートサービス、プロパティマネジメント業務は三菱地所プロパティマネジメントが担当と、三菱地所グループによる全面的なバックアップ体制のもと推進されている。
 建物の規模は地上13階地下1階塔屋1階、敷地面積は約1159㎡、延床面積は約1万1127㎡。八重洲通りに面し「東京」駅八重洲口から徒歩6分という交通アクセスに優れた立地となっている。オフィスゾーンは基準階面積約200坪で、無柱空間、OAフロア、グリッド式システム天井、個別空調システムなど、自由度が高く効率に優れた仕様となっている。
 また、同ビルは環境への配慮を積極的に取り入れている。人感センサーや自動調光制御による照明システムの効率化や、ソーラーライトを併設した緑豊かなポケットパークの整備などにより、同社では約25%のCO2削減を目指しているということである。




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