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東京都 飯田橋駅西口の再開発が10月着工 3棟の建築物建設に周辺道路等も整備 都市機能の更新と防災性の向上を図る
2010.04.19 16:02
東京都は9日、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、飯田橋駅西口地区市街地再開発組合の設立の認可を発表した。工事の着工は平成22年10月、建物の竣工は平成26年4月を予定している。
事業名称は「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」で、施工区域は千代田区富士見2丁目地内の約2・5haとなっている。当該地は「飯田橋」駅西口の南側駅前地区に位置しているが、既存建物の老朽化が進んでおり、事務所用途に偏重した土地利用となっている。また、同地区は外濠公園と後背地のつながりを分断しており、商店街と駅西口との連続性も確保されていない。そして周辺道路は幅員が狭く、歩道が整備されていない等の課題を抱えている。
再開発事業で計画されているのは延床面積約19万3830㎡、地上40階地下2階高さ約150mの事務所・店舗等の複合ビルを含む計3棟。これにあわせ道路・広場等の都市基盤設備の整備を実施。土地の合理的な高度利用と都市機能の更新や防災性向上が図られる。