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リビタ 印刷工場をリノベーションしオフィス・商業複合施設に

2010.05.17 17:22

 リビタ(東京都渋谷区)は11日、廃止された印刷工場をオフィス・商業の複合施設「TABLOID」として再生し開業した。このプロジェクトは同社が企画・トータルプロデュース・マスターリースを手がける産業経済新聞社(東京都千代田区)の遊休資産の活用事業となっている。
 同施設は東京都港区の海岸通りに面して立地しており、規模は地上4階地下1階。敷地面積は1660・88㎡、延床面積は4380・64㎡となっている。既存建物の竣工年は昭和44年及び昭和61年で、リノベーション工事の竣工年は平成21年12月である。
 施設内は19の区画に分かれ、オフィス・店舗のほか、スポーツクラブ・スタジオ・ギャラリー・カフェなどの用途が予定されている。施設名の由来は、産業経済新聞社が発行するタブロイド紙の印刷工場であったことによるもので、多様な情報を扱うタブロイド紙を通して情報発信を行っていた既存建物の歴史を継承しつつ、新たな文化の発信地を目指して名付けられた。
 また、廊下の壁やドア、階段など建物の様々な場所にサインアートが描かれているほか、屋上にはデッキスペースを設け、利用者同士の交流の場として活用することが可能になっている。




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