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ヒューリック 学舎完成で奈良県への移管手続き完了 今後は民間施設運営の収益の一部を地

2010.05.17 17:19

 ヒューリック(東京都中央区)は、奈良県養徳学舎整備事業において、新しい養徳学舎(学生寮)が完成し、奈良県への移管手続きが完成し、奈良県への移管手続きが完了したことを発表した。
 同事業は、老朽化した奈良県養徳学者の建替えと同時に、敷地余剰部分を民間事業者が50年間定期借地し、収益施設を建設。運営するPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業である。奈良県が実施した「養徳学舎整備事業」の公募型プロポーザルにおいて、ヒューリックを代表企業とするグループ(構成企業・淺沼組、近鉄ビルサービス)が平成20年10月に優先交渉権者として選定され、同12月の議会決議を経て、事業を進めていた。
 平成21年2月の解体工事着手、同5月の養徳学舎新築工事着工と順調に進み、平成22年3月に竣工、奈良県への移管手続きを開始し、3月31日に手続きが完了。この手続きは学者建設費と借地権利金とを相殺するもので、今後は民間施設の運営により得た収益の一部を地代に充て、県に支払うこととなる。




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