週刊ビル経営・今週の注目記事

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不動産業界往来

2010.05.17 17:15

■コマーシャル・アールイーが民事再生法の適用を申請
 コマーシャル・アールイー(東京都中央区)は6日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。同社は倉庫や工場、店舗などの事業用不動産のサブリースを中心に、不動産活用のコンサルティングやアパート経営、資産管理事業を展開。昨今は不動産売買にも進出し、平成20年3月期の年収入高は、約465億4500万円を計上していた。しかし、平成21年同期の年収入高は約279億600万円に減少し、棚卸資産の評価損などで約113億9800万円の当期損失を計上。負債は平成22年3月末時点で約150億円。

■三井不動産販売が新営業所を開設
 三井不動産販売(東京都新宿区)は、既存住宅流通事業「三井リハウス蕨店」を4月29日に開設した。三井のリハウス蕨店は、JR京浜東北線の「蕨」駅東口から徒歩約2分の位置に出店。同社は今回の出店により、既存周辺店舗である川口店、浦和店、武蔵浦和店との連携を図り、「三井のリハウス」のさらなるシェアの拡大を狙うとしている。

■国土交通省が違法設置のエレベーター対策の状況を公表
 国土交通省は建築基準法の規定に基づく確認・検査を受けずに設置されたエレベーターによる死亡または重大な人身事故が発生していることをうけ、国土交通省では、厚生労働省と連携し、平成22年1月27日付けで都道府県に対して違法設置エレベーター対策について通知を行っている。平成22年1月27日から平成22年4月27日までに、国土交通省に95件の通報が寄せられ、うち45件について建築基準法の技術基準違反が確認され、うち2件が是正済みと確認されている。

■NPFーMG投資事業有限責任組合がミサワホームの株式を譲渡
 NPFーMG投資事業有限責任組合の業務を執行する組合員である野村プリンシパル・ファイナンス(東京都千代田区)とトヨタホーム(名古屋市東区)は、NPFーMG組合が保有するミサワホーム(東京都新宿区)の普通株式全株をトヨタホームに譲渡することで合意した。トヨタホームはミサワホームとの連携を強化することで両社の住宅事業の強化、業績向上に努めていくとしている。




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