週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
森ビル 敷地の約25%を覆う豊富な緑 六本木ヒルズの質の高い緑が高い評価
2010.05.31 11:24
森ビル(東京都港区)は27日、同社が管理運営する港区六本木の「六本木ヒルズ」が、財団法人都市緑化基金による「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定されたと発表した。
同社によると、今回の選定の理由として、六本木という都市の中心部で、毛利庭園を中心に豊かで質の高い「みどり」を保全していることが高く評価されたということである。
屋上庭園での動植物への配慮では、周辺の緑地から自然に移入する可能性のある種も対象とすることで、地域の自然とのつながりが更に明確になると期待されている。
「六本木ヒルズ」は再開発によって生まれた空間を庭園や広場、散策路などのオープンスペースとして有効活用。また、建物の屋上を積極的に緑化することで、敷地の約25%が緑で覆われている。屋上庭園にある水田・菜園を利用した農業体験や、植物をさまざまな視点から学ぶガーデニングクラブなど、「みどり」を活用したコミュニティ活動も積極的に展開している。