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三井不動産 「室町東三井ビルディング」の概要を発表 低層階は「COREDO室町」 「日本橋三井ホール」も設置

2010.06.28 10:08

 三井不動産(東京都中央区)は「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに、官民地元と一体となって日本橋地域の活性化と新たな魅力を創造する活動「日本橋再生計画」を推進している。その中核的存在となる「日本橋室町東地区開発」の第1号プロジェクト「室町東三井ビルディング」の概要が決定し、同社は22日に発表した。
 この開発は日本橋室町東地区の5つの街区におけるまちづくり型の大規模再開発で平成26年に全体竣工予定となっている。通りの特徴を生かした街の再生を目指し、中央通りに面する低層部のスカイラインの統一や、神社と参道の新設、桜並木や石畳を配した通りの整備など、街区を取り囲む通りの景観形成が行われる。
 「室町東三井ビルディング」の敷地面積は約2454㎡、延床面積は約4万1000㎡、規模は地上22階地下4階塔屋2階で、オフィスフロアは地上10階から21階まで。地下1階から地上6階までのフロアには商業店舗と多目的ホール「日本橋三井ホール」で構成される「COREDO室町」が10月28日にオープンする。「COREDO室町」の商業店舗部分の延床面積は約1万190㎡。「日本を賑わす、日本橋」をコンセプトに物販店舗、飲食店舗を誘致。内装環境デザインは「ハイアットリージェンシー京都」などを手がけた杉本貴志氏率いるスーパーポテト(東京都世田谷区)を起用している。




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